クロノトリガー

わずか666円(なんか不吉！(笑))で、売ってるのを見て…昔、友人に借りてクリアしたゲームなのに。ロマサガ２とサガフロ２が両方待っている、99年春なのに。ふと、買ってしまいました。

雑誌掲載時からちょっと気になってて、実際やっぱり性に合ってて、ＥＤ探しも、じっくりとやりました。その後のロマサガフィーバーに私のノーミソは未だに侵されたままですが、思い返せば返すほど、しみじみと良作だったクロノトリガー。妙な言い方ですが、ズバリ、「自分の子供にプレイさせたいゲーム」です。

すっきり美しいグラフィックに、それと融合した、自然な戦闘シーン。音楽もよろしい。合体技などの戦闘システムは楽しく、ダンジョンの難易度もおさえめで、結構まめにセーブポイントが置かれている親切設計。マルチＥＤを楽しむための「強ニュー」モードなどは、忙しい社会人には涙が出そうなサービス。本当に難しい「隠し」のアイテムは少なく、無くても影響が少ないものばかり。

ＦＦなどとは違って、攻略本なしでも、気持ち良く解いてゆける…そんな敷居の低さにもかかわらず、よく練られたシナリオとマルチＥＤの仕掛けは、大人の鑑賞と、2ndプレイにも耐えうるものだと思う。キャラもみんな立ってるもの。しゃべらない分、クロノだけは次第に「つまらん奴〜」、と感じ出してしまったけど。一部に、「タイムトラベルがメインの筈なのに、ちっとも自由に過去を変えたりできやしない！」という批判も聞きましたが、何らかのルール、枠組みを設けてこそ、語れる物語もあると思うのです。このシナリオについては、私はもう無条件降伏。

いつか、ヒマになったら、やるかもしれない。やれるように、手元にあると、嬉しい。いつやっても、気持ち良く迎えてくれるんじゃないかな…と、そう思わせるゲームだと思う。クロノトリガーは。

クロノトリガーでミーハー！

私はなんたってカエル派！トラウマしょった異形の騎士、もう設定だけでうっとりしてしまいそうです。ギリギりEDまで素顔が見れないのも、悔しいけど正しい。意地になって、クロノよりレベル上がるように、彼の留守中に鍛えまくったりしてましたね。時々はギャグもカマしてくれてサービスタップリ。ただ、音楽…概して、気に入ってるんだけど、カエルのテーマ曲だけは合わないと思う…。本来は繊細な性格の人だったのが、「だぜ」口調に自分をムリヤリ変えて、自虐と贖罪に暗く燃えてるんですからねぇ。あんな大味な曲でなければ、嬉しかったのに…(T^T)

他のキャラも全員好きです。ついついつらく当たってしまう魔王様(カエルの呪いはコイツのせいだも〜ん！)も、重く複雑な過去しょったキャラで、存在感は十分。女の子三人(エイラ姉さん含む)も、全員、姿も性格もカワイイっ！最終戦に、一番「使った」のはルッカでしたが。素早さの不足を補正してやれば、カエルフレアがメチャ強くて、カエルと並んで常連でした。あとの１人は普通はクロノ、彼がいなければエイラ。とにかくカエルは無条件で永遠に一軍だから〜(爆)

働き者のロボも、しみじみといい味出してるし…彼と「再会」して、焚き火を囲んでのあのシーン、ほのぼのと、そしてちょっぴり胸の詰まるあのシーンが、このゲームの味わいを凝縮している気がします。

物語として奇麗に完結しているので続編は不要と思います…ただ、合体技システムは他にも似たようなゲームがある気がするけど、フィールド画面から切り替わりなしで戦闘に入るあのシステムは、もう使われないのかしらん？気に入ってたのに。