帆船小説・タイトルリスト (その1) (最終更新2012.11.17)

著者名(姓)の五十音順。「品さだめ」に連動している、おすすめリスト。
絶版・品切等で、書店に注文しても手に入らないと判明しているものは(入手困難)と追記。


パトリック・オブライアン (英国海軍の雄ジャック・オーブリー・シリーズ)

  書名

出版社・双書名等
備考 (ひと口メモ)
1 新鋭艦長、戦乱の海へ(上)

早川書房

早川から訳出が再開されました。三度目の正直、今度こそ!
1・2巻は徳間書店から出た「激闘!地中海」&「燃えるバルセロナ沖」、パシフィカ刊行の「闘う帆船ソフィー」とも同じものです。また3・4巻は徳間書店刊行「死闘!私掠船対貿易船」&「出撃!黄金奪取作戦」に対応しています。

そして「マスター・アンド・コマンダー」の題名で映画化された「南太平洋…」は、実はシリーズ10作目(文庫版だと19・20巻)。途中の巻の邦訳はあとからの出版になりましたが、2007年春、ついに追いつきました!めでたいことです(笑)

2 新鋭艦長、戦乱の海へ(下)
3 勅任艦長への航海(上)
4 勅任艦長への航海(下)
5 特命航海、嵐の海へ(上)
6 特命航海、嵐の海へ(下)
7 攻略せよ、要衝モーリシャス(上)
8 攻略せよ、要衝モーリシャス(下)
9 囚人護送艦、流刑大陸へ(上)
10 囚人護送艦、流刑大陸へ(下)
11 ボストン沖、決死の脱出行(上)
12 ボストン沖、決死の脱出行(下)
13 風雲のバルト海、要塞島攻略(上)
14 風雲のバルト海、要塞島攻略(下)
15 封鎖艦、イオニア海へ(上)
16 封鎖艦、イオニア海へ(下)

17
灼熱の罠、紅海遥かなり(上)

18
灼熱の罠、紅海遥かなり(下)
19 南太平洋、波瀾の追撃戦(上)
20 南太平洋、波瀾の追撃戦(下)

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アレグザンダー・ケント (海の勇士/ボライソー・シリーズ)

  書名

出版社・双書名等
備考
1 若き獅子の船出

早川書房

(ハヤカワ文庫 NV)

邦訳の出版順ですが、主人公の年代順にはなっていない巻が少しだけあります。

特に、1・6・28巻「若き獅子の船出」「コーンウォールの若獅子」「若き獅子の凱歌」のみ、ジュブナイルとして書かれた少年時代の話なので、だいぶノリも違います。他の巻との違いに驚かれないようご注意。

25巻からは、ついに主役が、甥っ子アダムへと交代です。シリーズはまだまだ続きそう…

2 革命の海
3 わが指揮艦スパロー号
4 栄光への航海
5 南海に祖国の旗を
6 コーンウォールの若獅子
7 反逆の南太平洋
8 激闘、リオン湾
9 遥かなる敵影
10 不屈の旗艦艦長
11 白昼の近接戦
12 スペインの財宝船
13 提督ボライソーの初陣
14 危うし、わが祖国
15 孤高の提督旗
16 姿なき宿敵
17 栄光の艦隊決戦
18 急行せよ、カッター戦隊
19 最後の勝利者
20 大暗礁の彼方
21 復讐のインド洋
22 海軍大将ボライソー
23 聖十字旗のもとに
24 提督ボライソーの最期
25 決然たる出撃
26 難攻不落、アルジェの要塞
27 無法のカリブ海
28 若き獅子の凱歌

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ロバート・チャロナー (海の暴れん坊/オークショット・シリーズ)

  書名

出版社・双書名等
備考
1 ツーロンの砲声

早川書房

(ハヤカワ文庫 NV)

作者逝去のため、3巻までで終わってしまっているそうです。残念。

(入手困難)

2 ナイルの密約
3 バルト海の猛き艦長

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アダム・ハーディ (海の風雲児Foxシリーズ)

  書名

出版社・双書名等
備考
1 ナーシサス号を奪還せよ

三崎書房

9巻の邦訳が出た時点で、すでに本国では14巻まで出版されていた様子なのだが、邦訳はすっかり途絶えたまま。出版社も潰れたようですし。
巻を重ねるうち、評価してくれる上官もあらわれて、いよいよこれからという所だったのに大変残念なシリーズです。惜しい、惜しすぎる!

(入手困難)

2 全艦エジプトへ転進せよ
3 レバント要塞を死守せよ
4 マリアの秘宝を奪取せよ
5 憧れのセールを展翻せよ
6 スペイン戦艦を強奪せよ
7 財宝輸送船団を拿捕せよ
8 西仏連合艦隊を迎撃せよ
9 敵陣夜襲作戦を敢行せよ

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セシル・スコット・フォレスター (海の男/ホーンブロワー・シリーズ)

  書名

出版社・双書名等
備考
1 海軍士官候補生

早川書房

(ハヤカワ文庫 NV)

邦訳の出版は主人公の年代順だが、「海軍士官候補生」から読むのは考え物、という説があります。確かに、初めてこのジャンルに出会うには、非常に地味な中編集かも。…自分は飽きっぽい、と思う人は、最初に出版された、「パナマの死闘」〜「勇者の帰還」を先に読むのも良いかも。
 

11巻目は短編プラス創作裏話。最後にどうぞ。…但し絶版、2007年「ナポレオンの密書」に合本されたのでそちらをオススメ。

2 スペイン要塞を撃滅せよ
3 砲艦ホットスパー
4 トルコ沖の砲煙
5 パナマの死闘
6 燃える戦列艦
7 勇者の帰還
8 決戦!バルト海
9 セーヌ湾の反乱
10 海軍提督ホーンブロワー
11 ホーンブロワーの誕生

ナポレオンの密書 未完の絶筆「ナポレオンの密書」に「ホーンブロワーの誕生」を合せてハヤカワ文庫化されました。最初の光文社版(「誕生」は含まれない)は絶版。
参考 ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代(上)(下)

C.N.パーキンソン著
出光 宏訳
至誠堂
さすがは大御所。デランシー物語の作者の手による、偽典の「ホーンブロワ伝」が出ています。マニアはチェック!
参考 南溟の砲煙
南溟に吼える

高橋 泰邦著
光人社
これまた偽典。ホーンブロワーを訳して紹介された高橋先生自らの作。さすがに文章はソレっぽい(^^;舞台は当然?東アジア。

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ダドリ・ポープ (ラミジ艦長物語)

  書名

出版社・双書名等
備考
1 イタリアの海

至誠堂

23巻目の末尾では、まだまだ続きそうな感じだったのですが、出ないなーと思っているうち、実はもう亡くなられているらしいと聞きました。合掌。

ついでに…、
3・4巻、5・6巻、7・8巻、10・11巻、13・14巻は、原著一冊分が二冊に分けられているので、なるべく一緒に読みたいものです。

さらにオマケ――
5・6巻に出てくる脇役シドニー・ヨークは、同著者によるヨーク物語の主人公ネッド・ヨークの血筋、という設定。さらにいうと、その子孫(これも名前はネッド)の、第二次大戦時の活躍を描いた「囮のテクニック」(至誠堂より訳出)なるシリーズまであるのでした。

2 岬に吹く風
3 ちぎれ雲
4 カリブの磯波
5 ハリケーン
6 謎の五行詩
7 消えた郵便船
8 裏切りの証明
9 Xデー
10 タイトロープ
11 眼下の敵
12 密命の結末
13 鬼哭啾々
14 総督の陰謀
15 海に沈めた秘密
16 遠い船影
17 孤島の人質
18 悪魔島
19 狂気の目撃者
20 ナポレオンの隠し札
21 トラファルガー残照
22 サラセンの首
23 マルチニク島の新月

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デューイ・ラムディン (アラン、海へ行く)

  書名

出版社・双書名等
備考
1 はみだし者の海戦

徳間書店

(徳間文庫)
タイトルには毎回、頼りなさげな表現が続いてますが、主人公は一応頼もしく成長してくれています。刊行のほうは、さてどこまで続いてくれるか。
2 強情っぱりの候補生
3 嵐の放蕩者
4 新米海尉の受難
5 浮かれ者の座礁
6 つまずき者の隠密航海
7 臆病者の海賊退治

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帆船小説・タイトルリスト(その2)


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